2008年02月25日

レッドブルの背びれについて(妄)察

オフシーズンのテストで見られたマシン達。
近頃は個性的なマシンが少なくて…と嘆いていた所に登場したレッドブルRB4!
ニューウェイの面目躍如と言えるのか…
この背びれについて(妄)察してみました
 
 この背びれ、エンジンカバーの稜線を後方に延長する形で付いています。
 初めてこの背びれを見た時、横風が吹いたらマシンが不安定になるだろうなぁ、と、そんな事しか感想がありませんでした。しかし、あのニューウェイが、メリットもなく変なものを採用する訳がありません。何か理由があるはず…
上端のラインは、リアウイングより高いのです。
空気等の流体は、固いものに沿う様にして流れる性質を持っています。
背びれに沿って気流が流れると、左右から引き戻された気流は、リアウイングの上を通過します。
ウイングは、その上下を流れる気流の速度差によって圧力差が発生します。

飛行機の場合は、翼面の上側の流れを速くする事で揚力とします。
F1マシンの場合は裏面の速度が速く、ウイングの裏側に負圧、つまり、ダウンフォースとなります。
レッドブルRB4の背びれは、リアウイングより高いので、一般的なF1マシンのウイングと逆、上面へ気流を導くように見えます。
つまり、ダウンフォースが無くなる方向…普通のウイングと逆の効果を持っているように思います。

 コーナリング中はどうでしょうか?
背びれに対して斜めから風が当たるので、上の気流が幾分、堰き止められるような気がします。つまり、コーナリング中はリアウイング上面に流れる気流は遅くなる…一方、下の方は抉れているので、コーナリング中に気流を塞ぎ難い…ウイング裏面の速度はあまり落ちなさそうです

背びれ横
側面イメージ
※補足
 本来、リアウイング上面より下面に大量の気流が流れることでダウンフォースを発生する。
単純なストレートの走行時は、上面に大量の気流を流すことで本来のダウンフォースを減衰させる可能性がある。

背びれコーナリングイメージ
俯瞰イメージ

つまりこの背びれは、直線ではリアウイングの効果を減らし、コーナリング中は効果を上げる、禁止されたフレキシブルウイングの効果を持つデバイスだったのです!


マーク・ウェバーは、何やら不安げな顔をしていますが…このデザインのコンセプトを訊いて安心したようです。


posted by ビートニク at 20:00| Comment(8) | TrackBack(0) | F1など | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
おおおおおおおお!

目から鱗です。直線走行時にダウンフォースを減らせば、トップスピードが上がり、コーナーでは本来のダウンフォースに戻る。理想的ですね。しかも、可動部ではない。完璧ですね。



なんか、大流行しそうな予感。
Posted by こめろんぐ at 2008年02月25日 22:24
なにやら、すごそうです!
だからレッドブル(だけ)はヘレスのテストを毎日行ってたのかもしれないですね。
背びれの効果を細かく確認してたのかも。
Posted by ルビー at 2008年02月26日 03:38
ははぁ〜
なるほどね〜
下部の抉れは、この為なんですか!
さすがですなぁ〜(笑!)
こんなとこに気づくなんて、やっぱりニューエイって凄い人なんすね〜
個人的にはこの背びれ、格好悪いとは思いません(笑!)結構好きです。
Posted by デヴィッド at 2008年02月26日 08:31
こんばんは ご無沙汰です モヤモヤする日が続いてて困っています
お題とは離れるのですが ここ最近のSAF1&HONDA(HRF1では無いですよ)の何か・・・
みなさん どう想像してますか?
今日も(迷?)ニュースはありますが・・・
少なくとも 過去2年はH以外のスポンサーが無くてもSAF1は出来てきた 
そりゃ Hにも色々あって予算厳しいだろうけど・・・ 元々Hの想いでやったSAF1なんだから ただ予算がどうこうでは無い・・・と
私じつは・・・ SA08はモノコックRA108で そう見えないように いや解るだろうけど ノーズやウイング カウルを拵えてるから遅れてる ・・・ これ1番いい方の妄想ですがね
Posted by 山P− at 2008年02月27日 18:42
こめろんぐさん、ルビーさん、デヴィッドさん、山P−さん
遅くなりましたが、コメントを有り難うございました

こう言うのもオフシーズンの楽しみ、ってことで…当たっているかは(^_^;

山P−さん、SAF1の動向は凄く気になりますが、取り敢えず今シーズンの参戦は大丈夫だと信じています。
ただ、競争力がどれだけかは…かなり怪しいと心配しています。
良い意味で予想を裏切って欲しいですね。
Posted by ビートニク at 2008年03月02日 16:45
フロントの部分で乱流ができ、その為にリアウイングの効きが悪くなっている。その乱流を車体に引き寄せ整流しているのが、ホーンウイングでありブリッジウイングでしたよね。ならばレッドブルの大型のドーサルフィンは、ブリッジウイング等と同じくリアウイングの効率を高めるものと考えたほうがよいのではないでしょうか。ウイングの上方の気流が増えるとしたら、それはウイングの形状により、下向きの力となりませんか。考え違いをしていたらすみません。
Posted by anno at 2008年03月02日 18:05
annoさん、こんばんは
ウイング上面の気流が増えることでダウンフォースが増えるのか、逆になるかはウイングの形状と角度によって決まりますね。
スポイラーやエアダムのように急角度で立ち上がっていればダウンフォースとなると思いますが、その場合はドラッグもかなり多くなると思います。
Posted by ビートニク at 2008年03月02日 20:28
annoさん、前のコメントは言葉足らずだったかも知れません

本文に書いているんですが、ヒレはウイングの上面だけに伸びているんです。
リアウイング全体の効率アップが目的であれば、裏面の高さの部分もヒレが伸びていないと…
僕は、ヒレの伸びている高さに注目して、何故あの形なのか、と言う点に着目したんです
Posted by ビートニク at 2008年03月03日 20:56
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