2007年08月02日

今更ですが(妄)

幾つかのブログを見ると、左近のスパイカーへの移籍について
スポンサーマネーがSuperAguriF1Teamに落ちないのは勿体ないとか、SuperAguriF1Teamからリリースが出ないのが不思議…等々と言う、彼の移籍にまつわる戸惑いが見られました。
 が、僕としては全く不思議ではなくて、以前小ネタとして書いたけれど、もう一度まとめてみたいと、左近の本格参戦を前に思ったのでした。
 
 まず、SuperAguriF1Teamが今シーズンのパッケージを決めた時点で、左近のドライバーとしての役割はなくなっていた。
 SuperAguriF1Teamが今シーズンのマシンSA07を決めた時点でアンソニーのドライバー就任は決定事項だったはず。
 残るシートは琢磨しか有り得ないので、良くてサード、テストドライバーしか居場所がなかった。
 SA07は、成り立ちから少し変わったマシン。冬のテストは主にアンソニーがドライブしたが、その理由は「チームがマシンに慣れるため」だったはず。普通はドライバーがマシンに慣れる・理解するためにテストをする物だ。
つまり、SA07とアンソニーはセット品だったのだ。
 そうは言っても、左近も昨年の終盤では良い走りを披露し、部分的には琢磨を超えることもあった。ブラジルでは琢磨より速かったセクターもあった。それに加え昨年のコメントを思い返しても、負けん気の強さはかなりのものだ。
「琢磨と同等の走りが出来る俺が何でリザーブ?」と憤慨してもおかしくない。
 だから、彼は例えステップダウンであってもGP2にシートを探したのだろう。走り続けることで自らを証明するしかないのだ。そして、そうすることでF1のチャンスが巡ってくる可能性を探したのだろう。

…この辺りから(妄)が激しいです

 そんな左近をSAF1はテストドライバーとして留めたかったに違いない。更には資金(持ち込み)の話だってしたかも知れない。そうすれば将来の可能性があるぞ、と。だが、先述の左近の性格だ。大人しく囲われることがなかった。だけではなく、寧ろ反発しただろう。チームはやむなく次の「持ち込み君」を探した。
そう、あのオランダ人だ…誰だっけ…ギド・クレタガルボ???彼を金蔓としたのだ。そうしてオランダがサード&テストドライバーに。左近はセカンドテストドライバー…テスト制限やフリー走行でのサードドライバーの走りが制限されている今シーズンは、形だけの役割でしかなかった。
 結局そのオランダマネーも懐に入らない訳だが…その後の彼の経緯は説明する必要がないだろう。
 そんな訳で、両者の関係はドライだったと思う。
だからSAF1から左近の移籍に関するコメントが無くとも不思議ではない、と思うのだ。

 左近はSuperAguriF1Teamのシートを失って以降、GP2のシートで走りながらも復活のタイミングを計っていたに違いない。
 彼のマネージメント体制は知らないが、いつチャンスが来るか判らないから、出来る準備は何でもしていたのだと思う。復活に備えての条件となりそうなスポンサー獲得もやっていた事だろう。

 余談だが、マシンパッケージ一式の提供を資金に換算するとどれだけだろう?ドライバーによるスポンサーの持ち込みというレベルでは済まないだろう。元からホンダの支援無くしては成り立ち得なかったチーム事情が今回のそれを加速させたのだ。本音を言えば、SAF1には貧しくとも独立チームとして存在感を発揮して欲しいのだが…ホンダは応援しているけれど、これは別の話だ。

 以上、極めて(妄)で埋め尽くされたエントリだが、所謂「大人の事情」と括ってしまえることだろう。どちらかが裏切ったとか、義理を欠いたとか、そうではないと思う。
 特別、左近を応援している訳じゃないけれど気になったので…スパイカーで健全なライバルとなることを期待している!

参考:モヤモヤを整理整頓2006/12/2


posted by ビートニク at 20:00| Comment(10) | TrackBack(0) | F1など | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
そうなんですか。
もちろん左近にSAF1に義理立てしているヒマもないわけで
 
SAF1のファンミーティングで
ファン(ていうか自分)とドライバーの間になにか温度差があるのを感じて、
あの後から実はちょっくら引き気味になってましたが。
そういうことなのかも・・・。
 
そういった身のおき方を上手にこだわりなく(ドライに)できる人こそF1の世界にいられるてことなんでしょうね。?
Posted by ルビー at 2007年08月02日 23:58
お邪魔様です。

ビートニクさんの推論を読んでいるとなるほどとうなずけますね。

僕は、今回の左近の件に対して別の読みがあるんですよ。読みの形は2つばかりあるんです。

 A 万が一琢磨にSAF1とホンダから逃げられた際に日本のチームをアピールするための保険という読みです。今の状況を鑑みると琢磨は今のチームから脱出したい気持ちが少なからずあると思います。そうなると、SAF1は日本からのスポンサーマネーを取れぬどころか今までのスポンサーを失い、下手すリャ大ピンチになる訳です。そこで、左近にスパイカーで実戦経験を積ませて、琢磨に逃げられた際に後任として呼び寄せるというプランが存在する可能性があるということです。

 B SAF1が某有名出版社系の今宮雅子氏のブログからの話ですが、大手スポンサーと来季に向けて交渉中との事でした。そのところからの読みになりますが独立したチームをアピールするためにそしてホンダと距離をとるために、交渉がまとまり次第その象徴としてアンソニーを追放し、左近を入れるという読みです。

Aは琢磨に逃げられた際の保険説

Bは独立したチームの象徴として呼び寄せるプラン説

左近が今後、SAF1のシートが手に入る可能性があるとすれば、Aの読みが有力かなと思います。琢磨は今シーズン評価を上げていますから、場合によってはTOYOTAワークス行き等の移籍の可能性も浮上すると思います。

Bの読みも可能性はあるとは思いますが、交渉中のスポンサーの条件がカギになると思います。

SAF1のシートを左近が入手できるカギは琢磨の来季の去就だと思います。琢磨の脱出劇の可能性の噂があれば左近にチャンスが浮上し、琢磨が残るようであれば厳しいと読みますが如何でしょうか?

 
Posted by LANCER WRC at 2007年08月03日 00:24
ルビーさん、おはようございます
えっと、飽くまで(妄)ですから…

でも、ファンミーティングの時点で左近にシートが無いのは分かっていたと思います。これは確かでしょう。
Posted by ビートニク at 2007年08月03日 06:28
LANCER WRCさん、おはようございます
これは(妄)に過ぎません。
が、亜久里と左近の関係も、引き戻すという強い物がある訳じゃないと思います。敵対しているわけでも無いとも思いますが。
寧ろ、心情的には井出に対する気持ちが強いでしょう。
只、井出のF1復帰は有り得ないと思いますが。
SAF1にシートの空きが出来た場合、通常のオーディションになるんじゃないでしょうか?
技量と持ち込みスポンサー、それぞれのバランスでしょう。Fポン上がりの可能性もあるでしょうけど。
Posted by ビートニク at 2007年08月03日 06:36
ビートニクさん、こんにちは
 
>飽くまで(妄)ですから…
そういう考え方というか、そういう場合もあるのだなと、思ったんです。
だいじょうぶですよ〜。(妄)ですよね。

ファンミーティングでは、左近は明るく楽しそうでした。
ファンとのふれあいを心から楽しんでるようにみえました。
本人も「来季のことはなにも決まってない状態ですが、」ってはっきり言ってましたし。
 
私のコメントの書き方がいまひひとつ解りにくかったですよね
スミマセン。流してください・・(^-^;)
Posted by ルビー at 2007年08月03日 09:54
ビートニクさんの(妄)は、相変わらず説得力がありますね。確かに左近とSAF1の関係は、その程度だったと考えた方が色々と辻褄が合いますよね。

まぁスパイカーに行ったのが、果たしてSAF1に残るより得策だったかは、なんとも言い難いですが…(笑)

しかしまぁ、左近のスポンサーはなかなか強力ですよね。ただ、それを捨てても構わないというSAF1が、どれほどホンダと密接な関係にあるのかは、推して測るべし…ですね。

Posted by 考える葦 at 2007年08月03日 22:35
 ビートニクさん,こんばんは!
 左近の性格から言って,走れないチームにいつまでも大人しく飼われてはいないでしょうね。双方の関係がドライだったのは,間違いないでしょう。左近の話だとSAF1との契約解除もすんなりいったようですし。

http://www.auto-web.co.jp/F1/2007/08/column/03_1049.html

 でも,わざわざ契約解除のリリースは出さないでしょうね。去る者は追わずって言いますし・・・。あ,オランダ君の時も出てなかったか(^^;)
ではでは!
Posted by KAZ at 2007年08月04日 00:11
ルビーさん、こんにちは
遅くなりました。
全く 無問題 ですよ。
少なくとも、彼自身は自分の成績に納得していた事でしょう。
Posted by ビートニク at 2007年08月04日 10:24
考える葦さん、こんにちは
SAF1にとってホンダは無くてはならない存在です。縁を切ったらチームその物が成り立たないでしょう。
左近はレーサーですし、左近・チーム双方にとって他に選択肢が無かったと思います。
Posted by ビートニク at 2007年08月04日 10:28
KAZさん、こんにちは
左近にとって走れない、名前だけの存在と言うのはガマンできないでしょうね。
多分、この辺りの経緯は両者共に触れたくないでしょうね。
Posted by ビートニク at 2007年08月04日 10:31
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