2007年07月29日

世界モータースポーツ会議

去る26日にパリで開かれた世界モータースポーツ会議。
一連のスパイ疑惑について、マクラーレンに対する判断が下された。(FIA)
 
今回の決定は、マクラーレンがフェラーリの機密情報を所有していたと認定した物の、それを活用した証拠が無いので罰は与えない。
 然し乍ら、今後更なる証拠が出てきた場合は今年から来年に掛けてチャンピオンシップから排除する可能性を保持する、と言う物だ。

※厳しいような緩いような微妙な決定だが、疑問に思うのは
●発端となったステップニーに関する捜査や判決が出ていない
●マクラーレンの主役とも言えるコフランについても、これから
…要するに、事件その物の輪郭も中身も未だハッキリしていない状況下での決定なので、07・08年のチャンピオンシップから排除する権利を保留するとしなければならなかった…つまり、まだ何も決まっていないのと同じなのだ。
こんな状況下で「決定」を下す必要があるのだろうか??
 問題に取り組んでいるという姿勢を誰かに見せることが大切だったとしか思えない。問題解決が目的ではないのだ。
 ここでも政治的パフォーマンス重視の運営が為されていて、事件の本質が見えるのが遠くなったような気がする。

参考:infoseek翻訳
世界自動車スポーツ会議 - 決定
26.07.2007

World Motor Sport会議の臨時会議は、2007年7月26日にパリで開催されました。以下の決定はされました:

「WMSC は、ボーダフォンマクラレンメルセデスが秘密のフェラーリ情報を所有していて、したがって、インターナショナルSporting Codeの記事151cの違反においてあることを納得します。しかし、この情報が不適当にFIAフォーミュラワンWorldチャンピオンシップのじゃまを しながらそのような方向で使われたという不十分な証拠が、あります。我々は、したがって、罰を押しつけません。

「しかし、フェラーリ情報がチャンピオンシップを損なうほど使われたことを将来分かるならば、我々はそれが2007年のチャンピオンシップだけでなく2008 年のチャンピオンシップからのも排除の可能性に直面するWMSCの前で後ろにボーダフォンマクラレンメルセデスを招く権利を保有します。

「WMSCは彼らが長い期間にとっての国際的な自動車楽しみから締め出されてはならない理由を示そうとステップニー氏とカフラン氏を誘いもします、そして、WMSCはFIAの法律部門にこの問題を扱うために権限を委任しました。」


posted by ビートニク at 12:12| Comment(12) | TrackBack(0) | F1など | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
フェラーリの内部資料の所持に関しては有罪としながらも、それを自分の所の車に利用したことに関しては証拠がないので無罪、ということですよね?ビートニクさんもいわれるように、まだ何もわかってないような状態でこのような判決を出すということは、FIAが早く騒動を静めたかったためとしか考えられませんよね。証拠が出て来た時点で処罰というのは、マクラーレン、フェラーリ双方を納得させるため。マクラーレンに対しては執行猶予がついているからいいだろうといい、フェラーリに対しては証拠の出て来た時点で厳しく処罰するからと納得させる。これでFIAは、この件に関しては既に解決済とするのでしょう。真実はまだよくわかっていないというのにね。
Posted by anno at 2007年07月29日 13:03
モズレーとバーニー、飴と鞭の使い分けは絶妙というか。シーズン白熱の今、マクを罰するとシラケるし、罰によって選手権が決まるのは興行的にマイナスだし。きっと、別のチーム(ホンダとか)なら、直ちに罰が発効されたんでしょうね。もし今後、マクが連勝を重ねると、マクに1〜2戦の出場停止が発せられるかも?今後も尾を引きそうですね。
個人的にはトッドと同感で、有罪なら罰は必要と思います。機密情報の「所持」だけでも、数戦出場停止レベルの罰も当然。「利用」ならもちろん失格・剥奪、と思いますけどね。
Posted by 悟ファンの私 at 2007年07月29日 13:53
 F1らしい裁定で面白いですね。
 トッドもコメントは出していますが、フェラーリも本気でマクラーレンをシリーズから排除するつもりはないでしょうし、「有罪」のワードを引き出した時点で目的は達成したのでは?と思いました。ステップニーとコフラン個人に対しては分かりませんが、、、

 カスタマー問題同様、白黒つけずに軟着陸させたほうがいい問題はいっぱいありますからね。
 もっとも、マラネロにもヤバい資料が山のように保管されていそうですが(^^
Posted by mar at 2007年07月29日 17:50
annoさん、こんばんは
F1ファンに事の詳細を知らせる必要はないかも知れませんが、話題になっている以上は顛末を知りたいです。
こんな形で結論とするのは…
Posted by ビートニク at 2007年07月29日 22:19
悟ファンの私さん、こんばんは
>別のチーム(ホンダとか)なら、直ちに罰が発効
それは僕も感じます。
機密の利用にしても、例えばタイヤのノウハウに関する物なら、マクラーレンの図面なんか調べてもね…
Posted by ビートニク at 2007年07月29日 22:22
marさん、こちらへも有り難うございます
如何にも、F1らしいですよね。
僕は、カスタマーシャーシ問題についても結論を明確にするべきだと思います。
例えSAF1に不利な結論であろうと、規則は明確であるべきだと。
ただ、その処理については車両規則に適っていると判断した時点でFIAの責任もありますから…現実的な処理があっても良いと思います。
今回のスパイ疑惑に関しては、可動フロア問題の内部告発に繋がったという見方があるようで、それなら処罰できない、と言う判断もあるかも知れません。
Posted by ビートニク at 2007年07月29日 22:29
マクラーレンは、他の去年ミシュランを使用していたチームとは違って、かなり早い段階からブリヂストンに対応したマシン作りができていましたよね。それはひょっとすると、フェラーリのタイヤのデータを持っていたからかも。入手時期にもよるでしょうが。
Posted by anno at 2007年07月30日 05:29
annoさん、おはようございます
それなんです。
タイヤの使いこなしは群を抜いていますからね。

フェラーリの違反告発に利用されただけだと信じたいけれど…それも無理があるかも(^_^;
Posted by ビートニク at 2007年07月30日 06:27
要は、FIAの自己顕示なんでしょうね。白とも黒とも言わないけれど、F1はあくまでFIAがルールだと…。

ついでに、興業として不透明さを払拭できたら言う事ありませんが、所詮商業主義にまみれた組織ですからねぇ…。

ちょっと気になったのは、フェラーリとマクラーレンの協定なるものですね。それが今回のFIAの裁定とどうからんでいるのか…。すでに破棄された様ですが、疑惑の当事者同士が密約を交わしている事自体、良い印象は覚えませんね…。

Posted by 考える葦 at 2007年07月30日 07:13
F1を支えている両頭の問題ですからね〜。
結局は裁ききれないのかもしれませんね。

もっとも探ればお互い腹黒い訳ですから!(爆)

ただ、これが本当に日本のチームだったのなら…?
また違った展開になったでしょうね。

オイラは当初跳ね馬の策略なのでは?とすら思いましたもの。(爆)
Posted by カンジ at 2007年07月30日 11:17
考える葦さん、こんばんは
FIAは指針になるべきなのに、そう成り得ていませんから。
2チームの密約は今朝知りました。マクラーレンの謝罪の意味の情報提供なんでしょうかね?発想が…
Posted by ビートニク at 2007年07月30日 19:22
カンジさん、こっちにもどうもです
2チームがどうであれ、FIAがしっかりしないと他のチームも同じ事をやろうとしますよね。
このままではFIAは求心力を持てないです。日本チームがやってれば、と言うのは、どうしても浮かびますね(-_-)
Posted by ビートニク at 2007年07月30日 19:26
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