2007年07月14日

スパテスト マシン型録

Spa-Francorchamps10〜12の画像で気になった物を…
テストとは関係ないが、今でも工事中らしい。
オールージュその2が見られるのは嬉しい!
そして、新しくなったバス・ストップシケインその2は新しいドラマを産むだろうか?
 
●SuperAguriF1Team
:ウイングセットはハイダウンフォース仕様。フロントウイングも重そう。アッパーボーダーウイング(カーリー・チキンその他の名称が…)の内側にはモナコ同様に追加フィンがある。
:センターウイングは単体でダウンフォース発生型。確か、カナダの時でもそうだったと思う。高速ではリアウイングの効率が落ちると思うのだが…
 フロントサスペンションの車体側にカバーらしき物が見える。取付部が前進している?
ホイールベースの延長はダウンフォースを増やしてくれるが、マシンバランスが崩れるので、作業は簡単ではない。地味に見えるが、チームとしての開発作業は相当な物だと思う。
:リアウイングの形状は微妙な3D。センターウイングとの兼ね合いなど、最適化されているだろうか?
:2日目。やはり、フロントサスが前進しているように思える…(妄)…
:3日目。琢磨!フロントサスペンションは前進しているだけじゃなく、後ろ側のアッパーアーム取り付け位置が下がっているようだ。ノーズダイブ…ブレーキング時の安定性確保か?
:ウェットの感触はどうだっただろうか?スパでのレースを考えると、大切。
:リアウイング翼単板に注目。

●フェラーリ
:摩耗したウェットタイヤ。左右の負荷の違いがよく判る。フロントウイングの翼単板が興味深い。が、フラップ角度はそれ程付いていない。
:ノーズ脇のフィンは単体で揚力発生なのは相変わらないが、全体ではダウンフォースが増えていることだろう。
:センターウイングは単体で揚力発生の整流型。話題になったフロントのリムカバーは今回も付いているように見える。
:2日目。やはり、カバーが付いている。切り欠きのある理由は不明。
:3日目。ノーズのシェイプが少し変わったように思うが…
:チムニーは完全なフィンとなり、廃熱はスリットから。センターウイングの形状が細かい。

●マクラーレン
:フロントウイングはフラップが立ち気味。…奥のボーダフォンのマークが目立つ。テスト現場でもPRに余念がないようだ。
:冬にも見られたが、テスト用のセンサーを積んだ姿が面白い。センターウイング(ホーンウイング)が無く、リアウイングが大きい。リアウイングの形状は複雑だ。フラップのスプリッター周辺だけにガーニーフラップらしい物が見える
:バージボードなどに細かなフィンが見える。アッパーボーダーウイングも細かく変えているか…フロントの左右を繋ぐ追加フィンは今回もダウンフォース発生型ではなく、整流。結果としてマシンのダウンフォースは増えるとは思う。
:3日目。この角度から見るとフロントウイングのパッケージとしての前後(翼弦)長が長いのが判る。フラップの角度はそれ程立っていないが、ダウンフォースは大きいだろう。

●BMWザウバー
:マクラーレンとは違い、こちらはホーンウイングが健在。のみならず、フロント・リア共にウイングは軽そうだ。
:横からだと軽そうに見えたフロントウイングは、フラップにあった個性的なスリットが無い。剥離よりダウンフォース、と言うバランス…ある意味モナコっぽい?

●ウィリアムズ
:フロントウイングの追加フラップは付けたり外したりで比較しているのだろうか?今シーズンはシンプルな印象。ニコは頑張っているがリザルトに結び付かない。

●HONDA
:テストでお馴染みのタイヤセンサー付きのカメラ搭載部。アッパーボーダーウイングを初めとして、色々やっているようだ。センターウイングは微妙な整流型。サイドフィンは大きい。見えない部分で色々とやっていそうではある。
:3日目。フロントサスペンションは前進しているようだ。そして、ロワーアームが太くなっているように見える。剛性の確保のためだろう。
:フロントサスペンションの後ろ側ロワーアームが随分後ろに感じられる。前後の間隔が広い方がより剛性が出せるのだが、タイヤが前進したために余計そう見えるのだろう。

●トヨタ
:少し前からエンジンカバーの形状も変わり、予選パフォーマンスも向上した。センターウイングは単体でダウンフォースを発生する形状。高速になればリアウイングの効率は落ちるはずだが、低速ではこちらの方が良いのかも知れない。
空力の見直しは進んでいるようだがサスペンショントラブルが解決しない。昨年だったか、ブラジルGPでもリアサスのトラブルで底突きしたり…トヨタのリアサスペンションには何か特別な理由がありそうだ。
:チムニーが比較的大きい。熱管理が大変なのだろうか?もしかして、リアサスのトラブルは熱に関連するのだろうか…

●ルノー
:3日目。回復傾向のルノー。フランスGP辺りから、ホイールベースを伸ばしているのではないかと思うが…

●レッドブル
:トロ・ロッソより一足早いパーツ供給があるらしい。それ以外に特徴を感じない。

●トロ・ロッソ
:レッドブルに遅れてパーツが供給されはじめたが、速さを発揮するようになった。フロントウイングのフラップは立ち気味。アッパーウイッシュボーン+ステアリングロッドの翼形状は変わらない。
:リアウイングのうねうねはニューウェイらしいか…
:2日目。かつてキールがあった所にバラストらしき物が付いている。

●スパイカー
:寂しげなピット。マシンは相変わらずフロントウイングは何時も重そうだ。以前も触れたが、ドラッグが低減できれば…部分的には面白い造形だと思う。
:ロールフープ上のカメラ用のポッドが傾いている。メカニックのポカだと思うが、コース上に落ちたりしたら危ないだけでなく、空力の評価にも良くないはず。こんな所にチームとしてのクオリティが現れる。エンジンカバーの稜線も直線的で、風洞で評価したとは思えない。フォンドメタルの関連施設でのテストは全てがBバージョンに注ぎ込まれているのだろうか?
:センターウイングは揚力発生→リアウイングの効率を狙った物。これだけ大きなセンターウイングを付けているのは今年はここだけか?
:3日目。クリエンが白いスーツでドライブ。


posted by ビートニク at 17:29| Comment(4) | TrackBack(0) | F1など | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
どうも、ご無沙汰しています。

SA07、フロントウィングを重くしてきましたね。フロントからダウンフォースを稼ぐ考えのようですね。

スパのテストの琢磨のタイムを見ていますと、99ラップは走ったので、かなりデータは取れたのではと思います。ロングランはまずまずってトコですかね。

ニュルを戦うカギは、どの程度のダウンフォースを稼ぐかどうか、又セッティングをローダウンフォースに設定するのか、ダウンフォースを多く稼ぐのか如何かがカギと見ていますが如何でしょうか?
Posted by LANCER WRC at 2007年07月14日 22:51
 ビートニクさん,こんばんは!スパテストの詳細な写真分析,ありがとうございます(^^)
 2年ぶりのスパと言うことで,どのチームも精力的ですね。SAF1もウイング翼単板や細身チムニーなど,新旧織り交ぜて色々試していますね。
 ビートニクさんのご指摘で,過去の写真を見てみたのですが,アッパーアーム後部の「白カバー」,へレスやポールリカールテストでも登場していますね。以前から色々と手を加えているのでしょうか?
 少ないリソースですが,可能な限りの開発をして何とか上位進出を期待したいですね(^^)vではでは!
Posted by KAZ at 2007年07月16日 01:43
LANCER WRCさん、ご無沙汰でした。
このコースはマシンの安定性がないと怖い所でもありますね。なので、ドライバーもスリリングで…オールージュの先などでの追い抜きを考えると、ダウンフォースは削りたい所ですが…
スピード重視が何処まで可能なのか、それとも追い抜きをシケインに絞るのか…マシン特性とドライバー&エンジニアの腕の見せ所ですね。
Posted by ビートニク at 2007年07月16日 11:29
KAZさん、こんにちは
大好きなスパです!

御指摘の通り、アーム類のカバーは以前からありますね。僕も記事にしていました(^^;
んで、アームの角度が何となく前進しているように見えませんか(?_?)

きっと、フロアの確認が今回はメインのテストだっただろうと思うんですけどね。
琢磨+SA07は、シケインでの追い抜きを狙うでしょうから、それまでのアプローチをどうするのか、そんなセットアップが可能なのか…
Posted by ビートニク at 2007年07月16日 11:35
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