2006年12月01日

大丈夫?SuperAguriF1Team

バルセロナテストの二日間を終えて感じたことを…
タイマー投稿なので3日目は未確認です。追記するかも知れません。
 
まず、昨日のデータと06年のバルセロナでのベストタイムデータを合わせた表を作ってみたので確認したい。
Catalonia test06.htm
何となく、何人かのドライバー毎に色を付けてみた。
全体に、タイムが落ちているのが判る。
今回からそうなのかは未確認だが、ブリヂストンがFIAからの要請を受けて、タイヤで2秒程度タイムを落とすと言うのが機能していることに加え、気温などの条件がタイヤに厳しかったようだ。

今回のアンソニーのタイムは、自身の2月のタイムより3秒3も遅くなっている。バリチェロは3秒6遅い。琢磨の4月のテストのSA05より約1秒速いだけだ。
2月23日の天気は気温16度(2月24日は不明だが、前日に近い物と推定)
11月29日は気温15.5度 路面温度20.2度

ところが、他のチームで比較すると
マッサ :1.5↓
ヴルツ :1.8↓
パニス :2.1↓
ハイドフェルド:2.3↓
デラロサ :2.4↓
クルサード :3.2↓
バリチェロ :3.6↓

マッサは僅か1秒5しか遅くなっていないのだ。マシンの特性が、タイヤに熱を入れるのに有利なのだろう。流石はフェラーリ+ブリヂストン。お互いを知り尽くしていると言えるだろう。
パニスはブリヂストンを引き続いているにも拘わらず、2.1秒のダウン…これがブリヂストンの狙い通りなのかも知れない。
タイヤ変更組は、マクラーレンとBMWが似たような落ち込みで、タイヤ変更による損失を少なく抑えるのに成功していると言えるのかも知れない。
ルノーはドライバーが異なるので単純比較は難しいが、4秒も遅い。
…例のマス・ダンパーはが禁止になってからフェラーリに追いつかれた感じではあるけれど、依然として競争力を発揮していた。マス・ダンパーの影響は僅かだと思う。なんとレッド・ブルより遅いので、ミシュランとの組み合わせではかなり特殊なセッティングで闘っていたものと推測できる。

こうして見ていて気になるのがHONDA勢の落ち込みだ。
 RA-106の“そっくりさん”でテスト参加する良し悪しより、これだけ落ち込みが激しいとメリットどころか、後悔することになりそうな気さえしてくる。本当にこれで良いのだろうか?開幕までに何処まで改善できるのか?
 それに加え、知的所有権は第三者で、内部で製造したオリジナルを主張しているやり方はトロ・ロッソと同じだけれど、これで速いタイムを刻み始めたらどうなるのだろうか?
他のチームから苦情が出ると予想されるのだが…ペナルティを恐れて実力を隠したままシーズンを終えるのであれば、何のためにホンダとタッグを組むのか、本末転倒だ。
シーズン序盤は抑えめにして、徐々に速くして行く演技をするのだろうか?
 もしも、開幕には本当に“オリジナルのSA07”が出てくるのであれば、RA-106改を使う意味は亜久里チームには薄いと思うのだが…どう考えてもHONDA(ホンダ)の基礎データ収集の手伝いと、それに連動した“SA07”開発としか考えようがない。

因みに、SA05からSA06への変更でシルバーストーンでは4.2秒もタイムアップしている。サーキットが変わればタイムも変わるけれど、タイヤの落ち込みを考慮しても2秒早いので、今回のRA-106改や“カラス”より速い可能性すらある…とは言い過ぎだ。
参考琢磨のタイムの変化SA05→SA06
イギリスGP予選タイム 01:26.158 SA05
9月20日のテストタイム 01:21.981 SA06
更に付け加えると、
ラルフの予選タイム 01:21.073
20日のテストタイム 01:21.130 (21日は01:21.391)
ライコネンの予選 01:20.397
20日デラロサのテスト 01:19.921
テスト内容が不明なので安易な評価は出来ないが、どのチームも中国・日本と終盤の取り組みだったはずなので、テストの方向は大きく変わらないはず。

結局、バルセロナで走っているマシンと同じ仕様でシルバーストーンを走ってみないと比較は出来ないのだが、改めてSA05がどれだけダメダメだったのかが判る。

…この冬の開発は大変そうな予感がする。大きな飛躍を祈らないではいられない。

もう一つ。ウィリアムズはタイヤを変更していないのでタイムの落ち込みが少ない…今シーズンの不振の原因がタイヤではないことが判明したわけだ。エンジンもトヨタに変更しているので不振の原因は…自身にあったと言うことだ(^^;


posted by ビートニク at 01:00| Comment(10) | TrackBack(0) | SuperAguri F1 Team | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
タイム表で比較すると大変わかり易いですね。今回のタイヤによるタイム抑制は見事に成功したと言えそうですが、私的につまらないと感じてしまいます…。

RA-106改は、元があまり評価の高くない車なので、いくらいじってもすぐに限界に達してしまいそうですね。また昨年のSA05の様に新車までのつなぎとして使用するのでしょうが、来年は早く投入して欲しいですね。

Posted by 考える葦 at 2006年12月01日 17:22
考える葦さん、こんばんは
RA-106改の本当の実力はどこら辺なんでしょうね。
RA-106と同じであれば、来年の競争力は低いと思います。予選でQ2に進むのが精一杯でしょうね。今年よりは上と言えますけど、ポイントは…
Posted by ビートニク at 2006年12月01日 22:19
Posted by こっそり at 2006年12月02日 11:29
こっそりさん、こんにちは
情報をありがとうございます。
TRTの方へエントリ上げました。
何処がタイトルスポンサーに?
…そん な〜(^_^;
Posted by ビートニク at 2006年12月02日 14:17
ブリジストンの新タイヤは、耐久性と一貫性を軸に設計され、グリップレベルは落ちているといいます。恐らくピーキーなものではないが、そのピーク性能は下がっているのでしょう。去年よりは固めか。ウォームアップにも問題はなく、いわば使いやすいタイヤのはずです。今は気温も低いので熱入れにも苦労しているようですが。でもアロンソのドライビングスタイルには合わなそうですよね、どうするアロンソ。ルノー、BMWは新ギアボックスを投入し、ウィリアムズは新フロントウイングを投入とか。ホンダのカラスは写真で細部が写らないようにしているんでしょうが、よそはそんなことしないよね。
Posted by anno at 2006年12月03日 11:10
annoさん、こんばんは
>ピーキーなものではないが、そのピーク性能は下がって
どうやらそんな感じですね。ドライビングそのものは大丈夫という意見がありますね。
アロンソは苦手なんですか?
だとすると、フェラーリが俄然有利ですね。

HONDAに限らず、外観で判る部分は空力だけですから。多分、塗装するのはコストが勿体ないという判断があるんでしょう。
Posted by ビートニク at 2006年12月03日 21:21
市販車の話しですが、よく発表前の新車が、テストコースで走っている姿が雑誌にスクープされてますよね。表面がわからないように覆面した姿で。カラスをみてアレ思い出したんです。空力パーツが1番まねされやすいでしょう。テストのあとのほうで投入するところもあります。アロンソのことはコバライネンの話しで思ったんですが。新しいタイヤについて。アグレッシブなドライビングができない、ブレーキが慎重になり、コーナーではスピンしないように心掛けるしかない、といっていますね。
Posted by anno at 2006年12月04日 14:11
annoさん、こんばんは
今回走ったカラスも、来年には結構変わると思います。
今年のでもない、来年のでもない…正式なマシンには成れない運命のカラス。少し可哀想ですね。
来年のタイヤに関しては、ブリヂストンは自信を持っているようですね。
アグレッシブになれない…琢磨にも影響がありそうですね(^_^;
Posted by ビートニク at 2006年12月04日 19:13
マッサも似たこといってました。グリップがなくなり、車がスライドしやすくなった。ブレーキの距離は長くなり、リヤタイヤは滑りやすくなり、フロントタイヤはロックしやすくなった。なんかこれって凄くバトン向きのような。けがでやすんでいるけど。
Posted by anno at 2006年12月06日 19:56
annoさん、どうもです
色々考えましたけど、琢磨はブレーキのコントロールは上手な方だと思いますから、限界が下がるだけで、限界付近でのつっこみは相変わらず魅せてくれそうな気がします。
タイヤテストは重要ですね。
Posted by ビートニク at 2006年12月06日 21:36
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