2006年09月10日

F1マシン型録inMonza 追記アリ□

今回はレスダウンフォースの個性的なマシンが勢揃い。
ウイングの状態で、基本的な性能(メカニカルトラクション等)が見えてくるはず。(例によって、随時追記の予定)…記事とは無関係だが、Tamara Ecclestoneってバーニーの娘?婦人は違う雰囲気の人だったと思うが…
 
 
●SuperAguriF1Team:一番気になるのがやはりこのSA06だ。
琢磨車と、左近モンタニー車では、空力パーツが違うようだ。
(昨夜、TRTのチャットでほりさんからパーツの有無を教えていただきました)
ノーズコーン脇の小さなウイングが琢磨車だけに付いている。ルノーと似ているが、若干大きめ。横から見る(最初の写真)と、どうやら単体では揚力を発生する形状になっている。サイドポンツーン内のラジエーターへより多く空気を当てるのか?
F1キンダーガーテンのインタビューで触れていたが、リアのクーリングの問題が発見されたそうだから、対策の一つかも知れない。序でにフロアパネルは改良されてマークUのフロアだそうだ。フロアが写るのは事故でひっくり返った時だけなので、詳細は不明のままで良いとしよう。
 フロントウイング翼端板の外側に付いている黒いプレートは、タイヤ直前の空気の乱れを無くすための物だろう。直接ダウンフォースを得る物ではないだろうが、フロアへの空気量を増やすだろうから、結果としてダウンフォースは向上するし、空気抵抗も少なくなるだろう。
 ※土曜日になって、琢磨車だけに付いていたノーズ脇のウイングレットは無くなった。土曜日の琢磨1琢磨2琢磨3琢磨4琢磨5…琢磨3を見ると、フロントサスペンションのロワーアームの付近にカナードが見える。黒くて薄いので、こんな角度でないと存在は判らない。また、チムニーの開口部がマシン左は半分カバーされているが、左近のはそうなっているようには見えない。内部に仕様の違いがあるのだろうか?左近の方が沢山回してクーリングが必要?
 琢磨4を見ると、まだノーズ脇のウイングレットが付いているように見えるが、フリー3の早い段階の一コマかも知れない。
土曜日の左近…ダウンフォースが足りず、ブレーキングが厳しいようだ。タイヤは保つのだろうか?
 予選でバーストした左近の左リアタイヤが痛々しい。外的要因によるバーストらしいが、大事に至らなくて良かった。
ケィさんから、参考画像を教えていただきました。
ウイングレット:http://cgi42.plala.or.jp/lasaf1ww/dsp.cgi?mode=src_m&SrcW=2006091004
チムニー:http://cgi42.plala.or.jp/lasaf1ww/dsp.cgi?mode=src_m&SrcW=2006091018

●フェラーリ:コックピットで何を思うのか。フェラーリスタッフと挨拶を交わすコリーナ。まるで、別れを惜しむかのようだ。
 ノーズ脇にある二段のウイングレットが特徴的。前のは単体で揚力発生、後方は僅かにダウンフォース発生の形状のようだ。ダウンフォースより、流れを整える要素の方が大きいのかも知れない。ドラッグがあまり増えないでブレーキング時、コーナーのアプローチで安定性が増すらしいが、どうだろう。センターウイングは若干のダウンフォース発生型。
 リアウイングは、このサーキットとしてはダウンフォースが多め。最高速は9番目。
 フロントウイングも、角度は付いている。ウイングとフラップの隙間が大きいのは、抵抗を減らすためか。何れにせよ、ダウンフォースは付け気味で安定志向のセッティングだ。

●ルノー:マス・ダンパー事件以降トラブル続き。チャンピオン争いはどうなるだろう?
 正面から、太陽を反射して格好いい一枚。ウイングが薄いのが判る。開幕前に見られたフロントサスペンション付け根の部品は、無いように見える。フィジコのでもそんな感じ。
 斜め前から…リアタイヤに当たる空気を跳ね上げるサイドフィンは以前から変わらないようで、ウイングが薄いのでより一層目立つ。センターウイングは若干ダウンフォース発生型だ。
 後ろから…サイドポンツーン脇の整流板→チムニー→サイドフィンまでの並びがほぼ真っ直ぐなのが判る。外へ逃がしたい気流と、後ろへ流してリアウイングへ利用したい流れを妄想すると面白い。
 パンクした直後の一枚。バーストしたために右側サイドフィンなどが壊れたアロンソのマシンが痛々しい。これらの修理をするのなら、ピットスタートになるのだろうか?パルクフェルメが閉鎖されるまでに修理が出来たのなら良いのかも知れないが。
 これは、作業の合間を縫ってシートフィッティングをするネルソン・ピケjr。ファクトリーでなく現場でするところがルノー流?これもPRか。

●マクラーレン:今シーズンは苦しいレースが続いているが、コーナーでの動きは速いようなので、エンジン次第だろう。中国までに良いエンジンが出来るだろうか?
 リアウイングは嘘みたいに薄く、ウイングと言えるレベルではないかも知れない。薄い割に最高速が低いのは、ドラッグが大きいのではなくて、エンジンパワーが足りないのだと思う。
 斜め前から見ると、リアウイングの薄さとフロントウイングの関係が判る。昨年からそうだが、フロントのグリップが重要なのだろう。上下フロントサスペンションの間にフィンが見える。若干前上がりの角度が付いているように見えるが、そうであれば、この辺りの気流を下へ誘導するのが目的だろう。水平なら、整流目的だ。ホーンウイングは、いつもの通り、若干揚力発生型でリアウイングへ導いている。

●BMWザウバー:注目しているチーム。シンプルで速い。リアウイングが個性的。
 こちらはクビサの方だが、シーズン途中からフロントサスペンションの付け根が太くカバーする変更が為され、それ以来向上している。剛性を増したのだろう。この写真でも良く分かる。
 後ろから見ても、見通しが良い。

●レッド・ブル:そんなに酷くはないが、今シーズンの開発はあまりないようだ。
 正面から見ると、ウイングの薄さが目立つ程度。フェラーリ風のノーズ脇のウイングレット一つある。Vキールのフロントサスペンション基部が見える。この写真では、センターウイングの微妙な形状が判る。これは初めからだが、ノーズの形状は割とポッテリとしている。恐らく、急激な特性の変化を嫌ったのだろうが、マイルドすぎて、結果として遅いのかも知れない。比較するとトロ・ロッソの方が若干ノーズは薄く、より多くノーズ下面へ空気を流そうとしているようだ。上手く行っている訳ではないと思うが…

●トヨタ:今回はスマートなエアロパッケージだが、予選は駄目だったようだ。
 斜め後ろから見ると、リアウイングの薄さが良く分かる。チムニーは比較的大きく開いている。発熱が多いのだろう。バージボードが小さいのでフロントウイングの後ろ側も良く見える。
 フロントウイングは通常と違ってスマートだ。センターウイングは今回は一枚構成だが、幅は恐らく規定値一杯だろう。

●HONDA:アンソニーの度重なるエンジントラブルで、どうなることかと心配したけれど、トルコGP並みにエンジンセッティングを戻すことでどうやら一応の対策は出来たようだ。
 ダウンフォースは付け気味と言うが、フェラーリと比べると同じぐらいか?が、最高速がかなり遅いのが悲しい。基本的な部分でドラッグが大きいのだろうか?ラップタイムそのものは割と良いのだが…

●ミッドランド:正式に買収が発表されて、一安心だろうか?琢磨が追いつくかと思うと逃げてしまう。彼等も改良を重ねているのだ。
 前から…フロントウイングのフラップが2枚となっている。それぞれの幅は狭いのだが、必要なダウンフォースとドラッグのバランス取りに工夫が見られるところ。リアウイングも角度は寝ているが、比較的重めなバナナ状。


ラベル:F1 Monza
posted by ビートニク at 17:20| Comment(8) | TrackBack(0) | F1 レース06 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
いつもコメントいただきましてありがとうございます。
つまらないものですが・・・どぞ・・・

あっ・・・こっちで盛り上げてくださいね・・・
Posted by ケィ at 2006年09月10日 04:34
ケィさん、おはようございます
写真をありがとうございます。
正面からのカットがあると、より深い考察が出来ますね。ありがとうございました。
Posted by ビートニク at 2006年09月10日 08:40
琢磨と左近のチムニーの違いですが、琢磨の左側チムニーは開口部の大きい方のタイプにわざわざ半分蓋をしていますね。考えられるのはクーリング性能はそれほど変わらず、空力性能に違いがあるのではないでしょうか。クーリング性能は適正だが空力性能に問題ありのタイプとクーリング性能は過剰だが(半分蓋で適正に)空力性能は高いタイプ。
Posted by Sima at 2006年09月10日 15:39
Simaさん、どうもです
言われてみれば、二人のマシンはチムニーが違うような気がします。何故違うタイプを使うんでしょうか?
 まだデータ取り?それとも、制作が間に合わない?
疑問は尽きません(^_^;
Posted by ビートニク at 2006年09月10日 17:49
本日・・・かまって・・・第2段でした

チムニー左右ちがうし・・・その後は省略
Posted by ケィ at 2006年09月10日 18:54
ケィさん、こんばんは
度々ありがとうございます。
チムニーの左右差は、錯覚か画像の歪みかと思っていたんです。(^_^;
 左右差が事実なら、オーバルに近いコースの性格を意識した物と思いますけど。
 それにしても、この段階で琢磨と左近を分ける必要があるのでしょうか?比較なら、金曜日の段階で出来るはずだし…単純に制作が間に合わなかったのでしょうか?その辺が納得できないのです。
Posted by ビートニク at 2006年09月10日 21:39
beatnicさん すごいよね・・・

たっくんインタビュー Sep 10, 2006 F1なお話し  ミッドランドといいレースができそう
http://www.auto-web.co.jp/F1/2006/09/column/10_0950.html

金曜日回収されたデータが「一晩中、リーフィールドでもデータ解析」
「風洞をまわして、一晩でパッケージとしては大きく変わりました」
だそうで・・・ほんとよくやってますわ・・・

ここで、すこし根本的な疑問を呈しておきますが、
「チムニー」は冷却デバイスと言うよりは、リアタイヤにまつわる空力デバイスなのではないでしょうか?
サイドポッドの密閉度からいって、
チムニーのエア通過量はそれほどのものではないようにうかがわれますが・・・
隙間いっぱいありますから、そこから抜けちゃうだろうし、
赤熱するマニホールドの冷却もしなきゃならないわけで・・・
チムニー、根っこからはずしちゃえば・・・大きな穴はできますけどね・・・
Posted by ケィ at 2006年09月11日 00:30
ケィさん、こんばんは
>空力デバイス
先のコメントでは、その流れに沿ってコメントしたつもりだったんですけど…言葉が足りませんでしたm(__)m
 オーバルっぽい…このフレーズに左右の空力チューニングを込めたつもりだったんです。
Posted by ビートニク at 2006年09月11日 22:07
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