2006年07月21日

ルノーのマスダンパー

F1通信」によると、ルノーとフェラーリが採用しているマスダンパーを禁止すると通告したようだ。
 
 
 マス・ダンパーはこんな感じの部品だ。(The Official Formula1 Website)
イラストには中央がスプリングのように見えるので、それを図式化してみた。

マスダンパー.gifオフィシャルサイトのイラストを信じれば、上下に錘、中央にスプリングだ。逆に、上下がスプリングでも良いと思うが、どうだろう?
 で、動作を妄想すると…
縁石を超えたりバンプで車体が揺れると、ダンパーの中にある錘が上下する。
が、錘はスプリングによって支えられているので、スプリングの抵抗によって車体の上下動に比べて遅れが生じる。
 結果として、縁石越えなどでタイヤが弾む時(ノーズが持ち上がる時)に、上の錘が最初は下がろうとしてノーズの持ち上がりを押さえ込もうとするわけだ。(ノーズが下がる時には下の錘が持ち上がろうとする。)
 この動きがフロント部分の過敏な動きを制御して、フロントタイヤをしっかりと路面に押しつける働きをするのだろう。構造は単純だが、働きは大きいだろう。特に、フロントの荷重が大切(これについては、昨年から何度もエントリに上げているので…)なミシュラン勢には影響が大きいだろう。


マス・ダンパーについてまとめのエントリを上げました。参照して下さい。


ラベル:F1
posted by ビートニク at 22:15| Comment(25) | TrackBack(3) | F1など | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
 ありゃぁ〜忙しいのに、すまんこってぇ〜(・・。)ゞぽりぽり。。。

 上下式のマスダンパーですねー^^
技術的には、上下も前後も難しい物では無いですよねー^^♪。。。
 
 σ(・_・)が設計したのは、前後式でつが
σ(・_・)のブログに待ちくたびれて(爆笑)張っときました^^♪。。。
Posted by 天使な悪魔。。。 at 2006年07月21日 22:49
どもども^^
Wリクエストにおこたえ頂き感謝します。

なんか構造的にはシンプルに見えるのですが効果の高いモノになると高度な技術が要求されるのでしょうね。数年前からルノーがコーナリングマシンと呼ばれるようになったきっかけは「稼動部品による効果」と内部からリークされていたと記憶しているのですが、当時はコーナーのRによりキャンバーが可変する構造ではないか?と推察されていたと思うのですが、このマス・ダンパーだった可能性が高いですね。

禁止されてどうなるか。興味があります。
Posted by tommy0726 at 2006年07月21日 23:30
天使な悪魔。。。さん、どうもです
やろうと思っていたことなので、簡単にではありますが、何とか出来ました(^_^;

上下で、ピッチングの抑制に使っているようです。
Posted by ビートニク at 2006年07月21日 23:47
tommy0726さん、どうもです
>「稼動部品による効果」と内部からリークされていた
そうだったんですか!
オイラはてっきりキャンバー変化の大胆な物だと思っていました。或いは、トレッドも左右で変化したりなんてね。ありえねー(^_^;
Posted by ビートニク at 2006年07月21日 23:51
 上下にしても前後にしても
まさかマスダンパーは、正直想像してませんでしたわぁ〜(・・。)ゞテヘ。。。

 でもtommy0726(お初でつ・・・こんちゃ^^♪)が言われる様な
可変式キャンバーユニットはσ(・_・)もずっと頭の中にアイデアが有りました^^。。。
 マスダンパーの応用で(どっちが応用か分かりませんが・・・笑)
電気無しでもハイドロだけで圧力関知バルブが有れば可能ですからねぇ〜^^♪。。。

 PS
電気制御無しなら、昔からホンダは得意ですからねぇ〜^^♪。。。
Posted by 天使な悪魔。。。 at 2006年07月22日 00:03
天使な悪魔。。。さん、
電気制御の場合、アクティブサスに通じてしまいますから先ず許可は下りません。
 その一方でトラクションコントロールやデフの制御はプログラムを見ても判らないから一度禁止になって、OKになってしまいましたね。
この辺りがややこしいと言うか、FIAが混乱を作っているというか…。
Posted by ビートニク at 2006年07月22日 00:09
つまり、シケインやカーブでのスピードを抑制するためにFIAが本腰を入れてきたと言う事なんでしょうね。
フェラーリとルノーが採用していたと言う事は、裏を返せば他のチームは使用していなかったと言う事なのでしょうか…?だとしたら、ルノーとフェラーリの速さの一因がこれで無くなる訳で、他のチームとの差が縮まると考えて差し支えないのでしょうか…?
Posted by 考える葦 at 2006年07月22日 00:22
以前雑誌で見たのは、上下がスプリングで中央が錘でした。こうでないと錘が暴れそうですが、どうなんでしょう?

ルノーのサスはジオメトリーを巧みにコントロールしているように思います。タイヤにもサスにも詳しい人物がいるのでしょう。
Posted by Sima at 2006年07月22日 00:32
ビートニクさん、皆さん、こんばんは☆
またお邪魔します。

フェラーリとルノー以外にも、マクラーレンやホンダやレッドブルがチャレンジしていたと伝えているサイトがありましたが、実際に使用されているんでしょうか?
もし、フェラーリとルノーだけが実践していたのだとすると、少しは他のチームにも望みがありそうですが・・・?

技術的は事は分かりませんが、実際のドイツGPが色々な意味で楽しみになりました♪(笑)
Posted by poorbassist at 2006年07月22日 01:02
こんにちは、ルノーのマスダンパー効き目ありそうですね、形態はすこし違うかもしれませんが、ハンマーの中に鉛の粒のようなものが仕込んで有る、反力吸収ハンマーと言う物がありまして、実際使ってみると、実感できるとおもいます、
まったく跳ね返って来ません、気持ち悪いくらい、、、
アイデアの出所は同じなんでしょうね、それにしてもいろいろ考えているのですね、凄いです。
Posted by アルヌーは二枚目 at 2006年07月22日 05:05
追記で動作についてかんがえてみました、
simaさんの疑問を(真ん中に錘がないとまずいのでは?)をを僕なりに考えて見ました、両端に錘があるということは、下からの突き上げの時はビートニクさんがおっしゃるように上の錘は下がってくる事が予想されますが、大事なのは下の錘がしたからのインパクトにより跳ね上がり、(下の錘の下にスプリングがあると効果が薄れるでしょう、)シャーシーの跳ね上がりを打ち消しているのではないでしょうか?(これは反力吸収ハンマーの動きに近いものです、ダブルでおこなっているのはより効果をたかめているのでしょうね、、、。
Posted by アルヌーは二枚目 at 2006年07月22日 05:37
考える葦さん、おはようございます
要するに、「可動部品の空力パーツ」であると認定されたようです。或いは可動の重心コントロール?
 昔、ガソリンタンクに錘を仕込んだところ…ティレルだったかな?がありましたし、BARでのことも最低重量と共に、錘として利用しているという疑念が持たれたようですね。
 コーナリングにどの程度の影響があるのか、楽しみです。
Posted by ビートニク at 2006年07月22日 06:21
Simaさん、おはようございます
バネと錘の配置、取り敢えずオフィシャルを参考にしてみました。
 上下の端に錘があるのは…確かに少し疑問な部分ですね。更に何かがあるのかも知れませんね。
或いは中央に錘でシンプルに…
 ルノーの技術陣がどんな構成なのか、興味がありますね。
Posted by ビートニク at 2006年07月22日 06:27
poorbassistさん、おはようございます
確か、採用しているのは2チームで他は開発中となっていたはずです。
 ドイツGPでは縁石越えやバンプのある場所がどうだったか…でも楽しみですね。
Posted by ビートニク at 2006年07月22日 06:31
アルヌーは二枚目さん、おはようございます
多分、上下の錘はお互いの動きを抑制する方向に動きますよね。
 で、バネが動きの質を制御する…錘も、上下で同じとは限りませんね。基本は同じ重さだと思いますけど。
Posted by ビートニク at 2006年07月22日 06:35
読むだけで精一杯でした(^-^;)

でも興味深かったです。
Posted by るびー at 2006年07月22日 10:03
ビートニクさん、久しぶりに楽しい話題ですね
まずシャーシーの跳ね上がりを防ぐのは反力を打ち消す事だと思いました、ちょうど良い具体例としては、同じ重さの3つならんだ鉄の玉を片方からぶつける置物を見たことがあると思いますが、真ん中の玉は動かずに反対側の玉が跳ね飛びます
この真ん中がシャーシーだと思ってください、これ、打ち消しているのが同じ重量というのが味噌なのですが、(玉は同じ重量ですので弱い力であたっても、強いちからであたってもリニアに反応しますし、中玉は止まったままです。
車ではおそらく100%バランスはないにしても
かなりうちけしているのでしょうね?
(反力の打ち消しはその瞬間がすべてという事に注意)

>多分、上下の錘はお互いの動きを抑制する方向に動きますよね。

そうなんですけど、スプリングが縮んで錘が近づく事よりも重要なのは
これ、もしかしたら、瞬間的に跳ね上がった下の錘が戻るときに、上の錘も上がって筒の上部にあたって、そのマスをうちけしてるのではないでしょうか?以上は衝撃反力吸収で話を進めていましたが、もうひとつ慣性反力吸収というのがありますが、健康器具でありますよね、板状のものをしならせて、カウンター的に力を加えて持ってるところは動かないやつ(笑)あの辺も関係してるかもしれませんが、タイミングずれると大変なことになりますね、、、、長文失礼しました。
Posted by アルヌーは二枚目 at 2006年07月22日 10:48
こんにちは♪

メカニカルな記事は解り辛いのが多いのですが
これはシンプルな説明で何とか理解できたかも
この「マス・ダンパー」ってマクラーレンは
採用していないのでしょうか?
確か、去年モンツァかどこかで
シケイン縁石のカットが大胆でも
マクラーレンのサスは戻りが速く素晴らしい
みたいな事をTVで耳にしたので…
Posted by あおい at 2006年07月22日 17:08
るびーさん、こんばんは
読んでいただけましたか。
また来て下さいねー(^-^)/
Posted by ビートニク at 2006年07月22日 19:20
下の錘が上がろうとする時、上の錘も同時に上がろうとしているはずです。ケースの上端で抑えられているで上がることはありませんけど。→(少しのズレを生じながら)→中間にあるバネは上の錘に支えながら、下のバネを押し戻そうとしますよね。
 この時間のズレと押し戻す力の加減が重要ですよね。テストが大変そう。
 そして、錘が二つ在るとも限っていないわけで…(^_^;
Posted by ビートニク at 2006年07月22日 19:32
あおいさん、こんばんは
 報道にはルノーとマクラーレンが採用していて、他に幾つかのチームが開発中となっていました。
それ以上のことは想像しか…違う仕掛けで実現しているのかも知れませんよ。
Posted by ビートニク at 2006年07月22日 19:34
マスダンパーとは、地震時の建物の揺れを低減する制震構造で、建物頂部に設置した重量構造物(マス)を振動させることにより、エネルギーを吸収し、建物の揺れを低減する装置であったと思います。その考えをF1に応用したのでしょう。F1モデリングの図では中央が錘で上下にバネがついたものでした。
Posted by anno at 2006年07月22日 21:41
annoさん、どうもです
F1モデリング、チェックできていません(^_^;
 僕も最初は中央が錘ではないかと妄想したんですが、オフィシャルサイトのイラストを見ると、上下に錘があるように見えるんです。
Posted by ビートニク at 2006年07月23日 08:39
マクラーレンのノーズには無かったですよ、モナコで見た時点では。

これって、ムービングウェイトって解釈で良いんですよね?
Posted by ジムカニアン at 2006年07月23日 15:17
ジムカニアンさん、こんばんは
そうかー!モナコではピットウオークをされたんですよね。
>ムービングウェイトって解釈
そうだと思います。
Posted by ビートニク at 2006年07月23日 17:59
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